月初は値上げラッシュ
ここのところ毎月のように月初からの値上げが発表されています。
2021年11月1日からの値上げでは以下のようなものが挙げられます。

・ニチレイフーズの冷凍食品
ニチレイフーズが家庭用冷凍食品の値上げを発表しています。
値上げ幅は商品によって違いますが4~8%程度とのことです。
ニチレイの冷凍食品といえば弁当の強い味方。
から揚げチキンが好きですね。
原材料がこれだけ高騰しているので差額を吸収できないという事です。
仕方がないですね。
・桃屋の中華瓶詰シリーズ
「ごはんですよ」で有名な桃屋。
今回は中華瓶詰シリーズのみの値上げと聞いておりますので「ごはんですよ」は値上げしないようです。
値上げ幅は今のところ非公表ですが、予想では数%といったところでしょうか。
こちらも原材料の高騰が原因となっています。
「ごはんですよ」が値上がりするのも時間の問題かもしれませんね。
・日清オイリオの家庭用食用油
調理に欠かせない食用油ですが、日清オイリオの食用油は11月1日から価格改定されます。
家庭用のもので1kg当たり30円以上、業務用で一斗缶あたり500円以上値上げするようです。
元々の単価が安いので結構な値上げですね。
業務用を大量に使用するとんかつ屋なんかは値上げをせざるを得ないかもしれません。
大豆や菜種の価格が高騰しているのが原因のようです。
・電気料金とガス料金
電気料金とガス料金は11月1日からも値上げします。
電気料金は大手10社全て、ガス料金は大手4社全てで値上げが発表されました。
値上げ幅は一般家庭で電気料金が73~131円/月、ガス料金が67~91円となっています。
あくまで平均ですのでたくさん使う家庭はもっと行くでしょう。
値上げの上に電気やガスはこれから多く使う時期になるので厳しい冬になりそうです。
原因はもちろん原油の値上げ。
もうガソリンの高騰で身に染みていますね。
それより怖い原油価格の上昇
電気やガスの価格が上昇する以上に、今気になっているのは燃料価格の上昇です。
去年の今頃はレギュラーガソリンが120円/Lだったのに対し、現在は170円近いです。
原油先物のチャートを見ていると今後も上がるのは目に見えています。
食料品にしろ、家電製品にしろ作った工場から運ぶのはトラックや鉄道です。
燃料費の高騰はそのまま商品への価格転嫁につながるでしょう。
つまり、個別の値上げだけでなく商品全てが値上がりする可能性があるのです。
原油価格がどこまで上がるのか、本当に恐ろしいですね。
個人でできる防衛策
値上げはどうしようもありません。
あとは個人で何とかするしかないのです。
一部、個人でできそうな防衛策を紹介しますね。
単価の高い店で買わない
今回、値上げされる商品はわりと限定されていますが、それでも毎日買っているような人にとって値上げは痛い出費につながります。
賞味期限の長いものなら、安い店でまとめて買うのも良いでしょう。
ネット上には卸問屋のようにまとめて安く売っている店が多くあります。
そういった店で探しましょう。
ただ、くれぐれも買い過ぎないように注意だけ必要です。
別のメーカーの商品を買う
11月からの値上げに関してはメーカー限定商品が多いです。
似たような商品が別のメーカーから出ているのであれば、そちらを買うのも一つの手です。
ただ、値上げの原因が原材料の高騰によるものならあまり意味がないかもしれません。
いずれは、他のメーカーも値上げをせざるを得ないからです。
電気毛布を使う
これから寒い季節になります。
コタツ、エアコン、ヒーター・・・暖房機器は様々なものがありますが、私がお勧めするのは電気毛布です。
特徴はなんといっても電気代の安さ。
電気毛布を一日7時間使ったとして1か月の電気代が110円程度です。
他の暖房家電と比べてみましょう
エアコン、約5,000円。
ホットカーペット、約1,800円。
ハロゲンヒーター、約4,800円。
カーボンヒーター、約6,000円。
こたつ、2,100円。
石油ファンヒーター、約7,000円。
電気毛布の圧勝ですね。
使い勝手は工夫していただくとして、低温火傷や脱水症状にだけは注意してくださいね。
以上、すぐにでもできそうな対策でした。
今回は原油の値上がりが一番痛いですね。
早く落ち着いてくれることを願うばかりです。
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