月初は値上げラッシュ
10月から制度の変更や材料の高騰などを理由に値上げするものがいくつかあります。
いくつか例を挙げますね。
・たばこ
たばこ税の増税に伴い、10月から小売り価格が値上がりします。
紙巻きたばこは1箱当たり10~50円程度の値上げの予定です。
私が仕事を始めた頃、上司が吸っていたマイルドセブン1箱230円でした。
それがどんどん値上がりし、今回の値上げで580円になります。
・小麦
輸入小麦を政府から製粉会社に売り渡すときの価格が、10月から値上げになります。
仕入れ価格が上昇するため、輸入小麦を使用したパン、菓子、麺類などの商品も値上がりすることが予想されます。
これはなかなか痛いですね。
身の回りにある小麦を使った食べ物って多いですから、それらにどの程度影響するか観察が必要です。
・マーガリン
マーガリンの主原料である油脂類の価格が世界的に上昇していることから、10月1日の出荷分からマーガリンが値上がりに。
4~13%程度値上げされる予定です。
・電気料金
現在、原油高の状態が続いています。
車の燃料も高いですね。
燃料費の上昇に伴い、大手電力会社から10月分から電気の値上げが発表されています。
電力会社にもよりますが1kWhあたり約0.25円~0.54円の値上げの予定です。
一般家庭の平均的な電気使用量では、9月より150円程度、電気料金が上がると予想されます。
・ガス料金
こちらも原油高の影響を受けていますね。
ガスも原料費高騰に伴い、大手ガス会社から10月分から基本料金の値上げが発表されています。
9月分と比較して、東京ガスと大阪ガスは1立米(1立方メートル)あたり3.48円、東邦ガスは3.47円の値上げの予定です。
一般家庭の平均的なガス使用量では、9月より約110円ガス料金が上がると予想されます。
値上げは10月だけではない
10月に限らず月初に値上げするという事は多いです。
月末、月初の新聞をよく確認してください。
今月から上がるものがリスト化されて記事になっていると思います。
そのほとんどが生活必需品だったりするのですが、一般的に値上げはゆっくり行われるので気が付かなかったりします。
消費税は大騒ぎなのに
例えば消費税が8%から10%に上がるときは連日ニュースに取り上げられましたよね。
2%が何に使われるとか、対象品目を絞るとか。
全体的に2%の値上げをすると、心理的にも消費が冷え込むのは分かります。
それに対して個々の値上げはニュースで取り上げても1回ぐらい。
5%以上の値上げでもそれほど大きく取り上げられません。
人によってはこちらの方が影響が大きいはずなんですけどね。
ここは、伝え方に問題があると思います。
個人でできる防衛策
値上げされるものはどうしようもありません。
かといって給料がその分上がるかというと、まずそれは無いでしょう。
毎朝マーガリンを食べるから、マーガリン手当が出るなんて会社は無いでしょう。
では、個人でできる防衛策をいくつか紹介します。
単価の高い店で買わない
もともと実践している人には効果が薄いのですが、単価の高い店では買い物をしないというのは有効です。
例えば、ネットショッピングで安い店を探す。
コンビニは利用しないなどがこれに該当します。
使うのをやめる
今回はタバコの値段が上がりました。
この機会に禁煙するのも良いかもしれません。
健康に良いいですし、将来的な医療費も削減が期待できます。
効率の良い機器に買い替える
これは今すぐ効果が出るものではありませんが、今回のように電気代やガス代が上がる場合は、この機会により高効率な機器に替えるというのも一つの手です。
例えば冷蔵庫が古くなったから消費電力が小さい最新式に替える。
電球をLED電球に替えるなどが該当します。
より利率の良い投資先にする
物の値段が上がるならお金を増やしてしまおうという考え方もできます。
現在、銀行にお金を預けっぱなしの人は投資商品について勉強するのはいかがでしょうか。
一般的な銀行の定期預金金利は0.001%~0.002%です。
100万円を1年間預けても10~20円しか金利がつかないというとんでもない状態です。
参考までにアメリカのS&P500の平均利回りは9.4%あります。
当然、株価連動指数なので下落のリスクはありますが30年間の平均で、この値ですので定期預金に預けっぱなしにするぐらいならこちらの方がよほど良いです。
一度勉強してみてはいかがでしょうか。
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