橋の上から夜景を撮影 - ニコン Z6 の手振れ補正能力を検証する

機材レビュー

橋の上での夜景撮影

夜景を撮影するための基本は、

 低感度で、

 絞り込み

 スローシャッターを切るというものです。

 

低感度によりノイズを減らし

絞り込みにより像をシャープに見せ

露出が不足する分をスローシャッターで補うという考えです。

 

この方法は橋の上など、常に揺れているような場所では使えません。

前回はその解決策として、レンズ内手振れ補正の効果を検証しました。

橋の上から夜景を撮影 - タムロン SP 15-30mm F2.8 Di VC USDの手振れ補正能力を検証する
揺れる橋の上からスローシャッターを繰る方法は無いものか・・・。 2015年当時考えてたどり着いた一つの結果が、手振れ補正機能を利用するというもの。 限られた条件の中、1枚の写真を撮影するために購入したレンズで撮影できるものを検証します。

使用するレンズにもより、補正効果は変わってきますが、三脚が立てられない場所での撮影方法として利用できると考えます。

 

Zシリーズでボディ内手振れ補正が搭載される

これまで、ニコンのデジタル一眼カメラには、ボディ内手振れ補正は採用されてきませんでした。

2018年11月、フルサイズミラーレス一眼カメラとして、Zシリーズが発売され、初めてボディ内手振れ補正が搭載されました。

 

ボディ内手振れ補正は、ボディの価格が高くなりがちですが、その分レンズを選ばという利点があります。

古いレンズ資産が沢山ある人には、有難い機能だと思います。

「このレンズは使いやすいけど手振れ補正機能が欲しかった」といった場合でも、ボディ内手振れ補正ならその問題を解決してくれます。

 

普段は、あまり使おうと思わない機能ですが、露出がギリギリの時は積極的に使いたいです。

先ほど説明した、橋の上などはまさしくそのパターンですね。

 

条件1足場は揺れているけど・・・

条件2スローシャッターを切りたい

条件3レンズも指定したい

このような時は、ボディ内手振れ補正の出番だと考えます。

 

ということで、発売と同時に飛び付いた、ニコンZ6ボディ内手振れ補正効果について検証してみます。 

 

橋の上から見える徳島の会場

撮影のテストを行ったのは、前回と同じく徳島の吉野川河川敷

吉野川橋の上から夜景が綺麗に見える全国でも数少ない撮影会場です。

 

ただ、この橋は交通量が非常に多いため、常に揺れています。

そんな場所でスローシャッターを切るわけですから、三脚を立ててもブレるのは目に見えています。

 

更に、被写体との距離を考えると、超広角レンズを使いたくなります。

超広角レンズについては、レンズ内手振れ補正機構を搭載している製品が少なく、選択肢が限られていました。

 

しかし、ボディ内手振れ補正となると、今まで使う事を諦めていたレンズも使えるようになります。

例えば、

 AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

 AI AF Fisheye-Nikkor 16mm f/2.8D

 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM

等がありますね。

 

今回は一部で神レンズとも呼ばれている AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDを使用し、Z6ボディ内手振れ補正効果について検証してみました。 

 



 

検証結果

では、早速検証結果を見てみましょう。

 

機材の組み合わせは、

 ニコンZ6+FTZ

 AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

となります。

 

焦点距離14mmとし、

ボディ内手振れ補正標準

シャッター速度1/15秒から順に落としていき、撮影した写真の一部(特に画像劣化が目立ちやすい端部分)を拡大します。

<14mm:シャッター速度1/4秒>
<14mm:シャッター速度1/3秒>
<14mm:シャッター速度1/2秒>
<14mm:シャッター速度1秒>

例は、いきなり1/4秒から始まっていますが、それ以上は全く問題ない結果でした。

前回同様に、同じシャッター速度で10枚ずつ撮影し、どの程度の割合でヒットするかも検証しました。

 

結果は、 

 1/4秒 10/10枚

 1/3秒 8/10枚

 1/2秒 5/10枚

 1秒  3/10枚

という事で、シャッター速度1秒についても数打てば当たるといった感じです。

それ以下については、必要が無かったため検証しませんでしたが、1秒が使える確率が3割というのは大きいですね。

 

実質的には1/で抑えると安定します。

それにしても、撮影時間にバラツキがあるので色が変わってしまって見にくいですね。

このあたりは気まぐれ故ご容赦ください。 

 

他のレンズでも試してみる

せっかくですから、違うレンズでも試してみました。

使用したのレンズは、

AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

 

旧製品ですが、まだまだ現役で使っています。

今度はテレ側(70mm)で検証します。

<70mm:シャッター速度1/3秒>
<70mm:シャッター速度1/3秒・部分拡大>

写真は1/3秒で撮影したものです。

焦点距離14mmと同様に、同じシャッター速度で10枚ずつ撮影し、どの程度の割合でヒットするかも検証しました。

 

結果は、 

 1/8秒 10/10枚

 1/4秒 8/10枚

 1/3秒 4/10枚

 1/2秒 1/10枚

という事で、1/3秒まではわりとヒットするのですが、それを超えると極端に落ちます。

 

こちらも実質的には1/4秒まで使えると考えます。

 

焦点距離や製品による特性はあるかと思います。

実際、超広角中望遠で効果の差に大きな違いがみられました。

 超広角 → 2.5段階ぐらい

 中望遠 → 4段階ぐらい

全ての製品において、この結果が出るかとは限りません。

ただ、別のレンズも試したのですが、中望遠あたりが最も手振れ補正効果は大きかったです。 

 

Z6の手振れ補正はかなり使える

ニコンZ6ボディ内手振れ補正はかなり使えると考えます。

一つはレンズを選ばなくていいこと。

そしてもう一つは、レンズ内手振れ補正より良好な結果を出したことです。

 

あくまで、比較対象が、

タムロン SP 15-30mm F2.8 Di VC USD

ですので発売時期の差や、メーカーの差を考慮する必要はあります。

しかし目標は

「手ブレ補正を少なくすること」であって、機材の優劣をつける事ではありません。

撮りたい写真の為により良い選択肢があるのなら、早いうちに乗り換える方が良いと考えます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました