デコトラと花火の共演はほぼ不可能
デコトラのナイトシーンを花火を一度に写すのはほぼ不可能です。
なぜなら、花火の会場は人が多く、デコトラが入って行くことが出来ません。
離れてしまえば可能かもしれませんが、花火は小さいものになってしまうでしょう。
仮に花火の打ち上げ会場近くに見晴らしの良い私有地があり、そこでじっくりと撮影できる状況でもない限り難しいです。
デコトラの撮影会では他の撮影者が、フレームに入ってしまうためタイミングも取りづらいのです。
一部のイベントではナイトシーン開始時に花火を上げたりしますが、時間帯やタイミングの問題で写すのは難しいでしょう。
運良く写り込むということはあるかもしれませんね。
SiriusCompの登場です
そんな時に役立ってくれるのがおなじみ(?)SiriusCompです。
パソコン上で動かせますので夏に撮影した花火と、先週撮影したデコトラのナイトシーンを合成できます。

合成の基準は至極単純で、明るいものを優先的に重ねていくのです。
ですから被写体の前後までは考えてくれません。
デコトラのナイトシーンと花火はほぼ同じ明るさなので、場合によっては花火の方が手前に写ってしまうこともあります。
そんな時は、ちょっと面倒ですが重なる部分の花火を黒で塗りつぶすと良いのです。
早速やってみる
思いついたらやってみるのがこのソフトの楽しいところです。
失敗はあると思いますのでその都度修正ですね。
今回はこちらの写真を使用します。
うーん、懐かしいですね。

そして今回は花火を13個持って来ました。
合成はこんな感じです。

普通に重ねると花火のバランスがおかしかったり、デコトラと重なったりするので微調整は必要です。
実際、デコトラや花火の写真を選別している時間より、微調整している時間の方が長いくらいです。
根気よくやってください。
出来上がり
2時間ほど頑張った成果です。
ツッコミどころはまだありますが頑張った方ということで・・・。

ああ、腰痛が・・・。
「アートの新風景」で花火とデコトラの共演を掲載したことがあったのですが、どうやって撮影したか数件問い合わせがありました。
答えは「フリーソフトを使って地味に合成」でした。
これなんかもPhotoShopを使って切り張りすれば、案外簡単にできるのかもしれませんね。
ただ、写真は写真、CGはCGと分けて考えていますので、今回は写真の範囲で作業しています。
ちょっとしたこだわりですかね。
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