34年300回弱
初めて参加したデコトライベントが、1987年4月3日の勢州船団チャリティイベント。
その後もイベント中心にデコトラを撮り続け、34年間で300回弱イベントに参加しています。
沢山のイベントに参加すると色んな事があります。
前回に引き続きひどい目に遭ったことを5つ紹介します。

今年の笑い納め。
一緒に笑ってやってください。
カスハラ被害
「お客様は神様です」という時代は終わりました。
今はカスハラの時代です。
その電話はイベント前日の夜にかかってきました。
相手は会社の上司で、
「○○さん(客さん)が××の件についてお怒りだから、明日関係者全員でお詫びに行こう」
という内容。
自分は直接関係なかったのですが、なぜか名前が出たので行くことになりました。
お客さんの家に行くと、
「ぞろぞろ大勢出来て何ですか!警察呼びますよ!」と先制パンチ。
完全に嫌がらせモードに入っています。
「いや、あんたが過りに来いって言ったんだろう」と思いつつ、玄関先でお客さんをひたすらなだめる。
結局、3時間ぐらい玄関先でいわれのない罵倒を受けて、解放されたのが2時ぐらい。
そこからイベント会場へ向かいます。
会場に着いたのが4時過ぎで、秋だったのでナイトシーン前といったところでしょうか。
結局、ナイトシーンだけを撮影して帰ったという最も短いイベントとなりました。
お客様は神様じゃねぇ!
機材が砂まみれ
これは四国のとあるイベント会場でのこと。
初めて行ったため勝手が分からな方というのが最大の敗因です。
時期はゴールデンウィーク。
イベント会場は細かい砂地を固めたような場所で、天気も良かったので地面も良く乾いていました。
全く意図したわけではなかったのですが、会場の風下側に自分の車を止め、暑くなるだろうと少し窓を開けていたのです。
すると案の定、細かい砂が車の中に入ってしまいました。
更に、運悪くカメラバッグも開けっ放しにしていたので、機材にも細かい砂がついてしまったのです。
機材に細かい砂は天敵!!
ブロアーを持って行かなかったのでその場で除去することが出来ず、自宅に帰ってエアダスターで除去しました。
カメラ、レンズ、ストロボ、三脚、持って行ったもの全てですので、エアダスター1本使い切ってしまいました。
車の掃除も大変でしたね。
あそこの会場は窓を開けてはいけないという事がよくわかりました。
台風で散々
その日は台風が来る予報でした。
予想進路はイベント会場に近く、夕方からは激しい雨風が予想されていました。
ですから、イベントは早めに切り上げて帰る予定をしていたのです。
天気予報通り、午前中は曇りでしたのでそれなりに写真は撮影できました。
午後3時ごろになると雨が降り始め、風も吹きだしてきます。
少し、撮影が難しい状況になりました。
そして日が暮れる頃には豪雨と激しい風。
無理やりナイトシーンを10枚ほど撮影しましたが、これ以上は無理と判断し機材を片付けて帰ることにします。
イベント会場が海の近くだったので、夕食に海鮮丼でも食べようと検索していると、ちょうど良さそうな店が見つかりました。
カーナビに設定し、いざ出発。
豪雨ですので道路が見にくい状況です。
「次の信号を左です」というナビの案内に信号が見えなかった僕は、一つ先の角で曲がったのです。
曲がった先は細い路地で、ハイエースがギリギリです。
先も道が続いているようですが、行き止まりの可能性もあります。
細い道をそろそろと進むが、大通りに出る気配はなし。
そこで、戻ることを決断し、どこか回転できる場所を探していると、ちょうど良さそうな駐車場を発見。
そこにバックで入れ戻ることにしたのです。
相変わらずの豪雨で視界は悪い。
そんな中、車をバックさせるとバキバキと激しい音と振動。
!!!
バックする際に車の左前がブロック塀に激突したのです。

雨の中、警察に電話すると「今日は事故が多いから1時間ぐらい待ってて」という心強いお言葉。
仕方なしにその場で1時間ぐらい待ち、よくわからない現場検証を終え、うなだれて自宅に帰ったのでした。
海鮮丼、食えなかった。
東北ではしゃぎすぎ
2012年に東日本大震災の被災地をまわってから、宮城県には何度か行っています。
そのデコトライベントは真夏の石巻市でありました。
イベントだけを見るために石巻まで行くのは勿体ないと思い、ちょっとした旅行プランを組んでみました。
イベントの3日前に出発し、高速で仙台まで。
そこで牛タンを食べ、夜は温泉に入り、翌朝は石巻港で新鮮な魚介類を食べました。
イベントの前々日は知人に会うため南三陸で手を合わせた後、気仙沼まで走り、夜にはまた石巻まで戻ってきました。
イベントの前日は船で田代島に渡って野良猫と戯れ、石ノ森萬画館にも行きました。
移動も含め本当に遊びまくった3日間。
天気も良くて暑かったです。
そしてデコトライベント当日。
炎天下の中、撮影していると3時ごろから激しい頭痛が・・・。
そう、熱中症です。
慌てて水分を多めに摂取し、車のエアコンをガンガンにして涼んだのですが時すでに遅し、頭痛が少しおさまった頃には日が暮れ、ナイトシーンは終わりに差し掛かっていたのです。
当然、当日のナイトシーン写真はほとんどなく、食欲もなかったので楽しみにしていたアナゴ寿司は食べられず、散々でした。
前日まではしゃぎすぎた結果がコレ。
皆さんも熱中症にはくれぐれも注意しましょう。
行きも良くない、帰りはもっと良くない
それは関西でのカウントダウンイベントでのこと。
その年は年越し寒波が来るということで、事前から車にスタッドレスタイヤを装着してカウントダウンイベントへ行こうと決めていました。
大晦日当日、雪の影響で昼から名神高速道路は通行止め。
夕方からはやむという予報でしたので、NEXCOの道路交通情報をチェックしながら、通行止め解除を今か今かと待っていたのです。
午後9時ごろ、通行止めが解除になったため出発。
当時は新名神が開通していませんでしたので、1号線を栗東まで走るのでした。
気温は低く1号線も所々で凍っており、後ろを走っていた車が突然回転し、道路側面へ落ちていた時はちょっと恐怖を感じました。
しかし、そんなのは序の口。
本番はこれからです。
栗東インターチェンジから名神高速道路に乗ると、大渋滞で時速40kmのノロノロ運転。
これが西宮ジャンクションまで続きます。
約2時間半ですよ。
眠くなります。
阪神高速に入ると渋滞は解消されイベント会場まで、それほど時間はかかりませんでした。
カウントダウンには間に合った感じです。
2時間ほど現地で過ごし、元来た道を帰ることにしました。
阪神高速から名神高速道路にのり大阪を抜ける頃には吹雪いてきました。
あっという間に道路は真っ白になり名神高速道路は通行止め。
そいうことで、京都南インターチェンジで強制的に降ろされたのです。
そこからはカーナビを頼りに下道をひたすら走ります。
それが夜中の3時ごろの事。
吹雪いているので京都市内もノロノロ運転です。
国道1号線にのり大津、栗東を越え、最大の難関「鈴鹿峠」に差し掛かったのが朝の7時。
土山側からの登りにはスタックした車であふれていました。
ガチガチのアイスバーンで一度止まったら動けなくなります。
なるべく固まってなさそうなところを走り鈴鹿峠を登りきることに成功。
ハイエースは後ろが軽いので横滑りしまくりで大変でした。
さて、問題は下りです。
スケートリンク状態の鈴鹿峠下り、スタットレス?ブレーキ?全く意味ありません。
重力の赴くままに車は滑り続けるのです。
道路側面に固まった雪があったので、そこに車体をこすりつけるように走ると、少しはブレーキが利きました。
鬼のようなスラロームが続く下り坂を、側面に溜まった雪にこすりつけながら滑る。
なかなかの恐怖体験です。
崖の下に落ちなくてよかった・・・。
自宅に着いたのは日が昇った頃。
一晩中、気を張って運転していたのでボロ雑巾のように眠るのでした。
もう二度とゴメンです。
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