34年300回弱
初めて参加したデコトライベントが、1987年4月3日の勢州船団チャリティイベント。
その後もイベント中心にデコトラを撮り続け、34年間で300回弱のイベントに参加しています。
沢山のイベントに参加すると色々な事があります。
今回はそんな中からひどい目に遭ったことを5つ紹介します。
他人の不幸は蜜の味。
一緒に笑ってやってください。
行ったら終わっていた
それはとあるクラブの交通安全祈願でのこと。
当時、学生だった僕は電車でその神社に向かったのでした。
電車を乗り継ぎ2時間。
そして徒歩で30分。
現地に着いたのは11時過ぎでした。
すると現地はもぬけの殻。
トラックは1台も見当たりません。
第二駐車場、第三駐車場と回るのですがトラックはおらず・・・。
そう、交通安全祈願は終了し、撤収していたのです。
仕方なしにまた2時間半かけて自宅へ戻ったのでした。
まあ寝坊した僕が悪いんですけどね。
イベント会場が工事中ってどゆこと?
これは、とあるクラブのチャリティ撮影会でのこと。
朝一で自宅を出発し、現地までは車で1時間半。
たまたま友人も一緒でした。
意気揚々とイベント会場の入り口に差し掛かると「バリケードがしてある!」
そして、そこには張り紙が・・・
「・・・会場が工事中ですので、本日のイベントは中止です。」
二人して「え~!」ですよ。
SNSもない時代。
イベントの情報源はデコトラ誌のみです。
あてにして行ったら中止って・・・それはないでしょ。

トレーラーが沈んでお泊りを覚悟
これは、とあるクラブのチャリティイベントでのこと。
そのイベント会場は地面が土であまり整地されておらず、入場時にもスタックするトラックがあったほどです。
更に、その日は運が悪いことに午後から雨。
ただでさえ足元が悪いのに、雨の影響で硬い地面の上に柔らかい土が泥のようになってのってしまい、地面はツルツルです。
イベントプログラムでは午後から名車紹介があったのですが、ステージ前をトラックが通過するたびに地面はスケートリンクのように磨かれていったのでした。
十数台の有名車がステージ前を通過し、最後に登場した淡路のトレーラー。
嫌な予感はしていたのですが、その長い車体はステージ前で泥の中に沈んでいき、完全に身動きが取れなくなってしまいました。
慌ててスタッフが救助に向かうのですが、あれだけ重たい車体ですからそう簡単に動きません。
イベント会場は満車状態。
大きな車体がスタックして身動きでい無くなれば、他のトラックも動かすことができません。
「これは、お泊りコースかなー」と真剣に思ってしまいました。
幸い、数十分の格闘の末、トレーラーは脱出。
何とか自分も帰宅することができたのです。
サザエさん以上に慌ててカメラが落下
僕はナイトシーンの時に三脚を使います。
カメラを三脚に付けたまま移動すると邪魔になったり、バランスを崩したり、トラックに当てたりする危険性がある為、移動時はカメラを外します。
カメラと三脚の脱着はネジ式ですので、毎回脱着を行うのはとても面倒なため、クイックシューというものを使っています。
これは、本来ネジ止めするカメラをスライドさせて固定するもので、素早い脱着が可能です。
その事故はナイトシーンの時に起こりました。
移動しそうなデコトラを撮影しようとして慌ててしまったのか、クイックシューが完全にロックしないまま撮影しようとしたのです。
案の定、カメラは三脚から落下。
3段三脚なので結構な高さです。
D750にAF-S 24-70mmF2.8G、SB-800の組み合わせなので結構な重量。
たまたま地面が土だったためD750の側面に傷がついただけでした。
ホッとしたのもつかの間、何度撮影しても露出オーバー。
液晶画面に表示されている露出は問題ないはずなのですが、露出オーバーを繰り返す・・・という事は、カメラが液晶と違う動作をしているという事です。
仕方なしにD750での撮影は諦め、D7100で撮影したのでした。
自宅に帰りチェックするとレンズは正常に動作しますがD750がおかしいです。
露出の不良と、特定のレンズの誤作動。
D750はニコンサービスセンターへ入院となってしまいました。
修理費4万円弱。
一瞬の油断、痛い出費でした。
行きはよいよい帰りは怖い
これは、とあるクラブのカウントダウンイベントでのこと。
その年は年末寒波が来るという予報でした。
もう、この時点で嫌な予感がしますね。
イベント会場までは車で4時間。
出発したときにはそれほど寒くなく、会場に着く頃もそれほどではありませんでした。
例年、自宅のあたりで雪が降るのは年明け以降。
ですから、当日もノーマルタイヤでイベントに行っていました。
日が暮れてトラックが続々と集まり出す頃には急激に寒くなり始め、午前0時前になると風も強くなり、外にいるのが辛いほど。
yahoo天気予報を確認すると、朝には出ていなかった雪マークが自宅付近に出ていました。
危険を感じたので、会場からは早めに撤退することを決断。
自宅へ向かって高速道路を走るのでした。
名古屋を超える頃には雪が降り出し、鈴鹿付近では一面雪景色。
高速道路は渋滞し、ノロノロです。
当時乗っていた車は2WDのハイエース。
FRです。
前が重くて後ろが軽い為、徐々に横滑りをし始めるようになりました。
自宅の近くになると道路も真っ白。
少しアクセルを踏みこむと尻が振れます。
信号ではできるだけ止まらないように走行し、なんとか自宅付近に到着。
最後の難関は自宅車庫への駐車です。
自宅前は坂道になっているので坂の下側から入れることはできません。
ですから坂の上側から入れました。
狭い住宅街の道路を300mほどバックで走行し、何とか車庫に入れることに成功したという感じです。
やはり、冬は天候が急変する可能性もあるので冬装備は必須ですね。
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