コロナ禍で相次ぐデコトライベントの中止
コロナ禍でデコトライベントの中止が相次いでします。
こればかりは災害なので仕方がないですね。
デコトラ誌にはイベントの予告が多く出ていますが、直前になって中止になるというのが、ここ1年半散見されます。
イベントでしか写真を撮らない身分としては少しばかり辛いですね。
撮影の腕も確実に落ちています。
中止が直前になる理由
イベント主催者は土地の準備からイベント機材の手配、各方面への根回し等さまざまな動きをします。
事前にかかる費用として持ち出しもあるでしょう。
場合によっては半年ぐらい前から動くこともあります。
しかし新型コロナの新規感染者数は予測できません。
直前になって予想以上に感染者数の増加があれば、たいていの場合地権者からストップがかかります。
主催側もギリギリまで粘っていると思いますが、土地が借りられなければどうしようもないのです。
特に自治体が絡む場合は開催が難しくなります。
開催場所は私有地が中心
撮影会場に自治体が絡んでいる場合は早めに地権者が中止の勧告をしてきます。
自身の市町村から新規感染者やクラスターを出したくないですからね。
これは自治体の立場からすると仕方が無いことなのです。
一般的に広い空き地を持っているのは大企業か自治体です。
ですからそれぞれの責任問題もあってストップがかかりやすいんですね。
逆に100台程度しかおさまらないような比較的小さな土地は個人で持っていたりします。
この場合は中止される可能性は少し低くなります。
土地が借りられなくなる可能性が少しでも低いからですね。
ですから今後は私有地でのイベント開催が中心になっていくのではないかと思います。
私有地でのイベントは局所的
イベントで借りられるような私有地は一般的にそれほど広い場所はありません。
大企業が所有しているような私有地は、何かあった時に企業のイメージダウンを心配するため借りるのが難しいでしょう。
ですから、今度のイベントは比較的狭い敷地で行われることが多くなると予想します。
狭い敷地ですから多くのトラックを入れることはできません。
また乗用車についても駐車するスペースは無いでしょう。
こんな場合、主催者は情報か台数を絞ることを考えます。
情報を絞る
いわゆるシークレットイベントですね。
場所や日時の情報はメールやLINEでやり取りします。
これなら台数はそれほど集まりませんが、SNS等で拡散された場合に収拾がつかなくなります。
台数を絞る
参加車両を完全招待制にするというものです。
これなら必要スペースが読めるので比較的狭い場所でもイベントが出来るでしょう。
但し、情報が洩れて勝手に来るトラックを追い返すという、ちょっとハードな仕事が待っています。
今までのようなデコトライベントの体系は難しい
既に多くの人が感じていることだと思いますが、当分の間は今までのようにデコトラ誌に告知を載せてデコトラを集めるというやり方は難しくなります。
問題は広い場所の確保とコロナの流行状態。
こればかりは主催者がいくら情熱を注いでもどうしようもありません。
しかし、デコトラが好きならみんなで集まってワイワイやりたいと思うのは当然のことだと思います。
そうなってくるとイベント自体が局所的なものにならざるを得ないと考えるのです。
コメント