露出補正
以前の記事にあるとおり、露出補正は露出をカメラ任せにした際に明るさを補正する機能でした。

一般的に白っぽい被写体は+EV補正して露出を多く(明るく)し、黒っぽい被写体は-EV補正して露出を少なく(暗く)します。
これによって白いものはより白く、黒いものはより黒く写せるのです。
ヤフオクやメルカリなどの写真
ヤフオクやメルカリ等、フリマアプリに品物を出品する際、写真は重要であるといえます。
それは中古品という個体別の価値があるからです。
写真がきれいであれば高い値段で売れますし、汚ければ思ったほど高く売れないでしょう。
背景も重要です。
実際に、同じ商品を出品して比較した人はたくさんいるのですが、どのような商品でも写真がきれいであることが有利に働くことが証明されています。
ただ、綺麗さを求めるあまりに画像補正することはお勧めしません。
実物と写真の乖離が酷いとクレームになるからです。
あくまでも、ありのままに、そして品物の状態を分かってもらうように撮影するのがポイントなのです。
写真機材は黒いことが多い
カメラやレンズなど、写真機材は黒色のものが多いです。
ですから本来、写真機材の黒い質感を表現しようと思うと、-EV補正するのが正解なのです。

ただ、これはあくまでも質感を出すための露出補正です。
実際に黒いカメラのボディやレンズを-EV補正して撮影すると、綺麗な黒になりますが細かい部分が潰れて分かりにくくなります。
購入する側の視点に立つと、質感よりも汚れや傷などの状態が気になるものです。
ですから質感を優先して-EV補正するのは正しくありません。
汚れや傷が潰れて見えなくなるからです。
あえて+EV補正する
先ほども書きましたがヤフオクやメルカリの場合、購入者が写真で確認したいのは品物状態(汚れや傷)です。
-EV補正した場合、これらが隠れてしまう為、確認ができません。
運が悪ければ品物を発送した後に、汚れや傷があることが発覚しクレームになることもあるでしょう。
傷や、汚れの状態を文字で説明するのは困難です。
品物の状態をランク分けして表現することも出来ますが、あくまでも主観になるので相違が出るのは仕方がない事です。
写真ですと傷も汚れも一目瞭然ですので、購入者側にも安心してもらえるでしょう。
ですから、黒い写真機材でもあえて+EV補正し、明るめに撮影するのです。

そうすれば、傷や汚れの状態が分かりやすいので、状態によるトラブルは少なくなるでしょう。
ただ、実際に+EV補正して撮影すると、黒い撮影機材が少しグレーっぽく写ってしまいます。
このあたりはコメントを入れておけば問題ないです。
重要なのは購入者目線で分かりやすい写真を撮影する事です。
自分が購入者側だった場合、写真に写っていない傷があったら嫌ですね。
文句の一つも言いたくなります。
ネットでの個人売買を問題なく行うポイントは、如何に相手との相違を無くすかです。
その為には相手に分かりやすい写真を撮影することを心がけましょう。
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