レンズの基本・英数字に表される性能を読み解く方法

機材レビュー

カメラ用レンズ

カメラはレンズがあることによって、様々な写真を写すことができます。

レンズの性能は英数で表され、メーカーによっても表示が違ったりして複雑です。

 

これはスマホのカメラも同様です。

ややこしいので、大まかに「広角レンズ」とか「望遠レンズ」というくくりで考えている人も多いかと思います。

 

しかし、レンズに表記されている英数字の意味が分かれば、レンズの性能を比較することが出来ます。

せっかく高いお金を出して買うのですから、「少しでも良いものが欲しい」と思うのは心情です。

 

ここでは、レンズの性能にまつわる英数字について紹介します。

 



共通して重要なのはたった三つ


さて、こちらの製品を例にとりましょう。

 

商品名は次のとおりです

AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR

 

長ったらしい名前ですね。

でも、共通して重要なのはたった3つです。

順に見ていきましょう。

 

イメージセンサーフォーマット 

まずはイメージセンサーフォーマットです。

例の場合ですとDXという表記。

 

これがイメージセンサーのフォーマットを表しています。

ニコンの場合DXと付くとAPS-C用、付かないとフルサイズ用となります。

 

一社で複数のフォーマットを製品化している場合は、このような使い分けがあります。

参考までに各社の表記をご確認ください。

 

メーカーフルサイズAPS-Cフォーマット
ニコンF表記なしDX
ニコンZ表記なしDX
キャノンEFEFEF-S
キャノンRFRFRF-S
ソニーEFEE
ソニーA 表記なし DT
ペンタックスK D FADA
シグマDGDC
タムロンDiDiⅡ
トキナーFXDX

フルサイズ用のレンズはAPS-Cフォーマットのカメラでも使えますが、逆は制限がかかったり使えなかったりします

この点は間違えて買わないように注意してください。

 

なお、スマホはレンズ交換という概念がありませんので、この表記は関係ありません。

 

焦点距離

焦点距離はピントを合わせたときの、レンズから撮像素子までの距離です。

 

表記はmmで50mmを基準に、数字が小さくなれば広角大きくなれば望遠と覚えておいてください。

あくまでも焦点までの距離ですので、イメージセンサーのフォーマットが変われば数字が変わります。

 

例の場合、18-300mmとなっています。

18-300mmと焦点距離が変わるズームレンズということですね。

 

ただ、DXと表記がある為、APS-Cフォーマットのカメラ用レンズです。

一般的なAPS-Cフォーマットは焦点距離が1.5倍になりますので、フルサイズ換算した際の焦点距離は27-450mmとなります。

 

焦点距離とフォーマットに関しては間違いやすいので注意しましょう。

APS-Cやマイクロフォーサーズなど、小さいフォーマット用のレンズは、フルサイズ換算した焦点距離が併記されていますので、合わせてチェックしてください。

スマホの場合は仕様書に「〇〇mm」と書かれていることが多いです。

<SONY Xperia1仕様書:ソニーHPより引用>

 

絞りの開放値

絞りの開放値とは、レンズの絞りを最も開いた場合の絞り値を表します。

 

いわゆるレンズの明るさですね。

例の場合f/3.5-6.3となっていますので、焦点距離18mmの場合f3.5300mmの場合f6.3となります。

 

fの意味は被写体側の光に対して、イメージセンサー側に抜ける光がどれくらい減衰するかということを表します。

f3.8なら、抜ける光は1/3.8

f6.3なら、抜ける光は1/6.3

となります。

 

また、f値の変化は突然変わるわけではありません。

広角側(18mm側)から望遠側(300mm側)に焦点距離を移動するにしたがって無段階に変わります。

 

少しお高いレンズですとズームに従ってf値が変わらないものもあります。

あと、一般的にズームレンズより単レンズ(焦点距離が変わらないレンズ)の方がf値は小さい傾向にあります。

 

スマホの場合は焦点距離同様、仕様書で確認できます。

但し、ほとんどのスマホは絞り機構が付いていませんので、開放のみでの撮影となります。

 

とりあえずこの3つを覚える

レンズの仕様で重要なのはフォーマット焦点距離開放絞り値の3つです。

この3つは仕様の柱となる為、絶対に外さないようにしましょう。

 

AFの仕様がどうとか、レンズ内手振れ補正が付いているといったことは付随するものです。

あまり考慮しなくて良いといえば嘘になりますが、それでもこの3つと比べると重要度は低いと考えます。

 

レンズの仕様は、英数字が並ぶ為、一見複雑に見えます。

ただ、この3つの柱を押さえておけば、自身に必要なレンズを見つけるのは、それほど難しくないと思います。

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