失敗防止のクセ付け・3枚連続撮りで失敗リスクを回避

撮影術

写真は一瞬の切り取り

写真の基本は一瞬の切り取りです。

何気なく撮影していますが、露出や被写体までの距離をカメラが判断し、瞬間でシャッターを切っています。

 

しかし、シャッターを押そうと思ってから実際にシャッターが切れるまでは、タイムラグが存在します。

このタイムラグによって構図の中では時間が進み、本来写り込んで欲しくないものが写ったりします。

それは意識していないことが多いため、撮影した際に気が付かないこともあります。

 

例えばこんな場合。

トラックを横から撮影しているのですが、奥に人が写り込んでいますね。

撮影する時に人がいないタイミングを狙ったはずなのですが、撮影されてものには人が写り込んでいます。

これでもいいという人はこのままでも良いのですが、「できれば人を写したくない」というのであれば撮影し直した方が良いです。

 

ただ、このような背景への写り込みは、タイムラグによって発生するうえに意識の外にあります。

ですから、その場で意識できるかというと難しいのです。 

3枚撮るとどれかは当たる

このように人の動きは予想が付かないうえに、シャッターのタイムラグで写り込むことが多いです。

更に、意識の外にあるというのも問題です。

 

ただ、あくまで経験則ですが、こういった場合3枚連続で撮影すると、どれか1枚は思ったような写真になります。

いわゆる当りですね。

連写というよりは、手動で3回連続シャッターを切るという感じが良いです。

 

先ほどの例ですとこんな感じ。

<1枚目>
<2枚目>
<3枚目>

今回はたまたま3枚目が”当り”だったのですが、タイミングによっては1枚目や2枚目が”当り”となる事もあります。

また、3枚中3枚が”当り”となる事もありますし、2枚が”当り”となる事もあります。

あくまでも確率です。

失敗の減らすための小技と認識してください。

  



後から選択できる便利さ

3枚撮りの利点は後から選択できる便利さにあります。

現地ので確認は基本的にデジタルカメラの背面液晶です。

これは確認するには少し小さいです。

 

自宅に帰ってパソコンの大きな画面で初めて確認できることもあります。

特に微細なブレやピンボケは原寸ぐらいにならないと確認できません。

そういった意味でも、撮る度に確認するより、3枚撮って後は自宅で確認するというのは有効な方法だといえます。

 

3枚連続撮りの有効性

写真撮影で重要なのは、”当り”の確率を増やすことです。

1構図につき1枚だけですと、その確率は当然減ります。

 

「同じ構図で3枚撮ると記録メディアの容量が・・・」という人は記録メディアを買ってください。

1枚2~3,000円で買えます。

 

イベントに出かけると、交通費等で数千円~数万円使うという人も居るでしょう。

それから比べると安いものです。

更に、1度ではなく何度も繰り返し使えるので、持たない理由は無いでしょう。

 

失敗作を後で削除するのは簡単ですが、もう一度撮り直すのはほぼ不可能です。

そう考えると3枚連続撮りでリスクを減らすのは有効な方法だといえます。

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